enough for... to の構文#2
2010-03-24
本日も引き続き enough for... to の構文です。前回まではやや一般的な使い方を見てきましたが、今回からは少し入り組んだ内容を検証します。
これは、次の構文を取ることができます。
(4) 不定詞内部に be able to や have to などの準助動詞が可能:
・Make sure you're financially prepared and responsible enough to be able to pay back your home equity loan. (ホーム エクイティ ローンの返済が可能なくらい十分に経済的な準備が整い、責任能力があるのか確認してください。)
・Should you be unfortunate enough to have to put one of your boot floppies to use, remember to replace the startup files on the hard drive with the ones on the floppy. (手持ちのブート フロッピーを 1 つ使わなくてはならないほど深刻な状況の場合、ハード ドライブ上のスタートアップ ファイルをフロッピー上の同ファイルで置換することを忘れないように。)
→if の省略により、文頭に should が来ています。
(5) 不定詞の代わりに that 節を従えることが可能:
・If your shyness is bad enough that it seriously, negatively affects your life, consider talking to a psychologist. (非常に悪い形で実生活への影響が出るほど臆病ならば、精神分析医に相談することを考えるべきだ。)
→この用法は一般に正用法ではなく、くだけた言い回しと考えられています。しかし、Google での用例数は 23,500,000 件以上あり、もはや正用法ではないと言い切れない数にまで達している感があります。
次回も引き続き、この構文を検証します。