様態および程度を表す前置詞句
2010-03-01
形容詞を使用して、副詞句を作成することができます。例えば、「様態」を表す副詞句を作成する場合、easily ≒ in an easy way が可能です。これは特に複合形容詞など、副詞の形を持たない形容詞には非常に有効です。本日はこのパターンについて見てみましょう。
(1)「様態」を表す前置詞句: in + a [an] + 形容詞 + way [manner, fashion] で表現できます。
・in a mix-and-match way [manner, fashion]
→上記の例は、mix and match (種々雑多の物を組み合せる) から派生した複合形容詞 mix-and-match を使用して様態を表す副詞句を作成しています。Google の用例検索では、way のパターンが 49 件、manner のパターンが 53 件、fashion のパターンが 241 件ヒットします。
(2)「程度」を表す前置詞句: to [in] + a [an] + 形容詞 + degree [extent] で表現できます。
・to a significant degree [extent]
→Google の用例検索では、degree のパターンが 44,200 件、extent が 51,100 件ヒットします。
(3) 上記のような形容詞から副詞句への変換は、当然のことですが、全ての形容詞で可能なわけではありません。現代の英文法 (第 7 巻) では、等価にならない例として下記のパラフレーズを挙げています。
a. John disappeared in a manner which was unbelievable.
b. John disappeared in an unbelievable way.
c. *John disappeared unbelievably.
感覚的には a. のパターンも不自然な気がしますが、ここでは c. だけ意味が異なるとしています。常に等価にならなくても、適切な使い方をすれば非常にこなれた英文が作成できます。うまく活用してください。