「事実に反しない」仮定法
2010-01-11
「仮定法」とは、「現実には起こらない」あるいは「実際に起こる可能性が極めて低い」状況を設定して事実に反することを述べるのが一般的です。しかし、実際の英語の中には、この定義には当てはまらない例が出てきます。下記に例を挙げます。
It is actually useful to convert from a basic disk to dynamic. One reason is that you can separate partitions in which you have your recovery console away from the OS meaning that if your OS were to fail you would still be able to recover it without losing information.
ここで「ユーザーの OS が落ちる」という設定が「現実性に乏しい」と考えるのはあまりにも不自然なので、ここは直説法と同様の扱いをします。規範文法的には問題があるかもしれませんが、実際の翻訳案件ではよく見かける用法です。