many / much と most の違い
2013-02-09
本日は、番外編として many / much と most との違いを扱います。
most を「多くの」で訳されているものをたまに見かけますが、most の原義は「ほとんど」であり、「多くの」ではありません。そもそも many / much ([名] 多くor [形] 多くの) の最上級が most ([名] ほとんど [形] ほとんどの) なわけですから、同じ訳が当てられないのは明らかです。
日本語から見た違いを考えていきましょう。下記は大辞林の説明です。
多く: たくさん
ほとんど: すべてといっていいくらいであるさま。
これを見て分かるように、日本語でも意味の違いは明らかです。文脈によっては most を「ほとんど」と訳すと稚拙になることがあるので注意が必要ですが、少なくとも「多くの」は避けるほうが無難です。翻訳の際、個人の感覚に頼りすぎるのは危険です。英語の辞書のみならず国語辞典も積極的に引くようにしましょう。
accept の用法_27_accept that S+V_1
本日は、accept that S+V...の構文を扱います。
・He was doing fine for his condition, and we accepted that he was not the Tobby we had known, but he never cried or showed how sick he could be. (体調の割には動きが良かったが、彼が以前のトビーではないことは分かっていた。こんな状態でも彼は鳴き声を上げることなく、具合が悪い素振りを見せることもなかった。) Tobby, our great dog
【研究】that 節を目的語に取り「~であることに同意する [認める]」を表します。
次回も本用法を扱います。